さて、唐津市街から浜崎に戻るともう夕方。
今夜はkちゃんがお友達を呼んでくれて、お料理を一品づつ持ち寄っての宴会!
私も何か一品作らせてもらおう、何がいいかなぁ。と考えていたら、kちゃんからカボチャをお題にもらった。
ご近所さんからのおすそ分けという大きなカボチャ。
実は午前中にそのカボチャと格闘し、カボチャサラダとスープを作って置いたのだ。
後は皆さんの到着を待つだけ。ワクワク。
kちゃんはピーマンの炒め物を作ってくれた。
簡単でとても美味しい!こういう料理ってとても好き!
それ以外にこまめにホストをしてくれて、とても居心地よくしてくれていた。
そのさりげなさ、見習おうと思う。
本当にありがとう。
まず最初に到着したのは、Sちゃん。
初めて会うsちゃんは、静かな微笑みが絶えない美人さん。
そこにいるだけで空気が和んでいく優しい雰囲気の持ち主。
kちゃんのリクエストで作ってきてくれたのは
肉なし肉じゃが!? そしてきゅうりのサラダ。
どちらも絶品!!
特に肉なし肉じゃがは、もはや肉じゃがにお肉はいらないのではないか、と思えるほどに美味しかった。
シンプルな肉じゃが。この料理がさらにシンプルに進化するとは驚きだった。
次なる到着は、Keちゃん。
Keちゃんはフェイスブックで私のコラムをいつも応援してくれていて、愛あるコメントでいつも励まされている。
フェイスブックがご縁の始まりだったので会うのは初めて。
でも、やっぱり初めての気がしない。すぐに距離感もなくなってずっと前からの友達のようになれたのは、Keちゃんの垣根のない心持からなんだろうな。
そんなKeちゃんの持ち寄り品は、春菊の白和え!しかも素敵な大きな器ごと!
白和えってとってもお手間がかかるのよね。それをさらっと作ってしまうなんて。
程よい甘さが春菊とぴったり合っていて、とっても美味しかった。
ご家族はいつもこんなおいしいごはんで幸せね。
最後に登場はyちゃん。
yちゃんとは、何年も前に都内で会っている。
その後はフェイスブックでやはりいつも応援してくれていて、心強くありがたい。
しっかりしていて、どこか肝が据わっていて、すっきりとした明るさの持ち主。
頼れるお姉さんのような存在。
お仕事帰りに来てくれたそうで、新鮮な果物を沢山持ってきてくれた。
お酒と食事の後に、食べても食べてもどんどん食べちゃうくらいに美味しかった。
唐津、佐賀といえばミカン。
以前にkちゃんのご実家に立ち寄った時に見せてくれたkちゃんちのミカン畑を思い出す。
山肌にそって濃い緑の木に黄色いミカンが青空に飛び出すように実っていた。
kちゃんの明るさと同じだ。と、感動したのを覚えている。
ここにいる皆もあのときのミカンのようにまぶしかった。
楽しい夜はそろそろ終わり。
この日は台風25号が九州に接近するとの予報。
その前に解散し、台風の夜をkちゃんの吊ってくれた蚊帳の中で過ごした。
人と人は、綾のようなものだなぁ。
一人一人が一本の繊維。集まって縦横に関連し布になっていく。
一か所で揺れれば全体に広がり緩やかに収まっていく。
大きな揺れに引っ張られるように引き上げられる。
喜びも怒りも悲しみも楽しみも
波のように伝わって共有して吸収してく。
それに身を任せるのも時には良いものだなぁ。
そんなことを思いつつ、一時間おきの尿意と共に過ごした台風の夜だった。
つづく。