さて、極上のkちゃん施術を受けた次の日。
kちゃんは朝からお仕事。ランチを約束して私は浜崎の町をぶらついてみた。
kちゃんの家からすぐ諏訪神社のある表通りに出る。
諏訪神社前の風情ある街並みと空と山がとても美しい。
美しい町です。
前日に汐湯凪の音さんに行く途中で、この町の空気の静かさ、刺激のなさのようなものを肌で感じていたのだが、改めて通ってみてその原因が分かった。
そう、この通りには電線がないのだ。
この町のお祭り、浜崎祇園祭で山鉾がここを練り歩くために電線を通していないということだ。確かに通りから奥に入れば電線はある。
普段なれてしまっている、きっとあるであろう電線からの微細な音や振動が、ここにはない。
やはり電線や電線を通る電気は私たちや他の生き物へのストレッサーとなっているのだ。
電気はあってもいい。それが、何からできてどう運ばれるか、その質は、未来のためにも自分のためにも、これから個人個人で考えていくべきだ。
そして、諏訪神社にお参りをする。
数本の楠の大樹が境内を見事に覆っていて、お写真を撮らせていただきます、と神様に断りを入れ、その中の一本を撮ってみた。
幾年もの時を包括する姿。
凄いねぇ。脈々と波打って躍動するかんじ!
と、静かに興奮しながら、ポチッとシャッターボタンを押したと同時に、ポテッと頭頂部にしずくが落ちてきた!
いつもこうして遊んでくれる樹々たちが私はとても好きだ。
そこから景勝地、虹の松原の端っこまでは歩いてすぐそこ。
全長5㎞、幅1㎞
真ん中で目隠しされてグルグル廻されて放り出されたら、方向が判らなくなるだろう。
ほんの少し雨が降って、松林も湿り気を帯びている。
水分を含んだ森もまた大好き。
林の中にある遊歩道を歩いてみる。
松の葉が積み重なり、地面はふかふかとしている。
蔓性の植物が自由に横行しアートを創っている。
何もかもがそのまま。そのままが本当に美しい。
なんて至福。
こういう場所、空気、時間が私をとてもやさしい気持ちにしてくれる。
優しい気持ちにさせること。自分に、そして人に。それを愛という。
さて、そろそろ約束したランチに向かう頃合い。
続きはまた後程!