福岡から唐津に伸びる筑肥線は、玄界灘を眺める海岸線を走っていく。
湘南のだだっ広い海とはまた景色が違って、いくつかの湾といくつかの島が海を切り取っている。
のんびりのんびりひた走る電車。
今回は着物で出かけている。
一度着物で飛行機に乗って着心地を確かめてみたかったので。
帯は座るときに邪魔にならないよう平坦に結べるかるた結び。
とくに大きく着崩れることなく過ごせたが、福岡空港のトイレで着付け直しをした。
トイレの着替え用のボードで着付け直せるか試したかったのだ。ちょっと狭いけど、十分に着替えができることが判った。何せ日本は、華道、茶道、着付けも、立って半畳、寝て一畳と言うほどに、コンパクトに作業するミニマニズムの文化なのだ。工夫次第でなんとでもなる。
さてさて、電車は唐津湾に入りkちゃんの待つ浜崎駅へ到着。
笑顔とともに駅で待っててくれたkちゃんの撮ってくれた一枚。ありがとう。
kちゃんは変わらぬ明るさと深い深い愛情を誰にでも注ぐ。
看護師からセラピストへと職を変えても、誰かを癒し喜ばせることに自分の喜びがあることは、なんのぶれもなくいつも真っすぐ。そしてより深く精度を高めている。
kちゃんの家は駅からすぐ近く。
そう、ここにも楽しみがあった。
それは・・・
じゃん!!
にゃんだこれー!!
子猫しゃん~。。。。溶ける
近所で保護したそうで、その当時は手のひらサイズだったとか。
その他に先住猫さんと、半野良さん、お隣さんの猫さんとかが自由に出入りしている。
楽しい。
憧れのお猫様ライフ。
猫さん同士でも相性があるらしく新しいこの子の登場により目下それぞれ距離を調整中。
kちゃんはそれを上手に見守り、みんなに同じように愛情を向けている。
我慢をする時期って、誰にでもあるし、私はそんな時間は人生を大きくみたときとても大切だとおもう。
小さくなって様子を見て、今できることをして、出来そうなことを少しづつ広げていく。
そのうちにしたかった世界が広がって自由になれる。
きっとこのお猫様たちも近いうちにそうなるでしょう。
続く